気候変動はなぜ起こる?我々が直面する問題と取り組むべき課題

気候変動は気温や降水量などが変化することで、もともと数万年や数十万年という非常に長い周期で起こっているものです。

しかし、近年ではごく短い周期で気候変動が起こっており、我々の生活が脅かされる可能性もあるでしょう。

ここでは気候変動によって引き起こされる問題やそれを防止するための対策について解説していきます。

気候変動が起こる原因

気候変動は主に自然の要因で起こるものと、人為的な要因で起こるものがあります。

自然の要因

気候変動は地球上に人類が存在しなかった時代から起こっています。

太陽活動の変化やそれに伴う海洋の変動、火山活動の変化などにより地球上の気候は少しずつ変化してきました。

そして、こうした自然が要因で起こる気候変動は数万年以上の周期で起こるもので、変化を実感できることはほぼありません。

人為的な要因

問題視されることが多いのは、人為的な要因で起こる気候変動です。

主に温室効果ガスの増加や森林破壊、環境汚染などによって引き起こされています。

19世紀ごろまではほとんど見られず、20世紀以降に顕在化してきたのが特徴です。

そして、我々人類は科学や経済の進歩に伴い、地球の気候を100年程度の期間で変えてしまいました。

1880年から2012年までで地球の平均気温は0.85度上昇しており、その中でも1950年以降の変化がより顕著です。

気候変動が及ぼす悪影響

気候変動が起こることでさまざまな環境問題を引き起こされます。

水への影響

気候変動により降水量が減少する地域では渇水のリスクが高まるでしょう。

地域によっては、これまで通りの生活用水を確保できなくなることもあります。

長期間雨が降らなくなることで干ばつが起こり、農業ができなくなる可能性もあるでしょう。

逆に、降水量が増えすぎることで問題が起こってきます。

よくあるのが集中号などによる洪水です。

実際近年では2017年の九州北部豪雨をはじめとして、全国各地で豪雨災害が多発しています。

雨量に大きな変化がなくても、河川や海水の水温が上昇することで、水質の変化などの悪影響を受けることも多いです。

気温の上昇で海水面が上がることで、低い土地では高波や高潮が災害につながるおそれがあります。

動植物への影響

気候変動が起こることで動植物の生態系も変化してしまいます。

例えば、桜の平均開花日が早くなったり、紅葉の時季が遅くなったりする現象です。

我々の季節感も変わってしまうかもしれません。農作物なども正常に育たなくなる可能性があります。

動物や昆虫などは異常発生する種や絶滅の危機に瀕する種も出てくるでしょう。

また、動植物の生息域も変わってきます。

これまで生息していなかった昆虫など生息するようになることで伝染病が流行ることもあるでしょう、例えば、デング熱を媒介するヒトスジシマカの生息域が北上する傾向が見られます。

マラリアなども感染地域拡大のリスクが高いです。

気候変動を防止するには

気候変動を防止するには、気候変動の原因のうち人為的な要因をできるだけ取り除かなければなりません。

温室効果ガスを削減する

気候変動の大きな原因とされる温室効果ガスを削減することが、気候変動防止の対策として挙げられます。

温室効果ガスというのは、主に二酸化炭素のことを指し、化石燃料を消費することで発生するものです。

そのため、化石燃料の消費量を抑えることが、気候変動防止の対策になります。

化石燃料が消費される場面は主に車などの乗り物を使うときや、火力発電により電気を作り出すときなどです。

そのため、企業などでは省エネに取り組むことで気候変動防止の対策を行っています。

他にペーパーレス化なども気候変動防止に役立つ対策法の1つです。

光合成を行う森林が守られるため、二酸化炭素を減らすことにつながります。

我々ができる対策は?

企業だけでなく、我々一般個人も普段の生活の中で気候変動防止の対策をしなければなりません。

対策と言っても特に難しいことはなく、ちょっとしたことに気をつけるだけでできることも多いです。

例えば、冷暖房を弱めにすることや給湯器の設定温度を上げすぎないようにすることなどが挙げられます。

照明器具なども使っていない部屋でつけっぱなしにしないように、意識して気をつけるようにしましょう。

買い物をするときにマイバッグを持参し、レジ袋を使わないようにすることなども大事です。

レジ袋を作る際にエネルギーが消費されており、それを使い捨てにすることでさらに環境に負担をかけてしまいます。

また、外出時にはマイカーを使用するよりも、公共交通機関を使うのが望ましいです。

行き先が近場なら徒歩や自転車などでもいいでしょう。

まとめ

気候変動は現在も進んでおり、このままだと今まで通りの生活ができなくなってしまう可能性もあります。

数十年後には人が住めなくなる地域も出てくるでしょう。

子の世代や孫の世代まで安心して暮らせるようにするためには、我々ひとりひとりが普段から環境問題を意識した行動をすることが大切です。